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(株)中山工務店
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Last Updated 2014-01-19



RIMG0004.jpg環境にやさしい、炎の温もり。
 最近の電気式やガス温水式の床暖房は大変快適で、私たちも数多く施工させて頂いているのですが、今回はちょっと原始的な薪ストーブのお話です。

 今の日本では、ボタン一つで風呂が沸き、部屋が暖まります。キッチンもIHになっていれば、それこそ掃除もお手軽、とっても快適で便利です。しかしながら石油の価格変動に一喜一憂したり、地球温暖化問題、原子力発電からでる放射性廃棄物や今後何世紀も続くであろう原発廃炉の解体処理問題など、解決困難な多くの不安を抱えているのも事実です。

 ここで「カーボンニュートラル」という考え方があります。

カーボンニュートラル  

 植物のからだは、すべて有機化合物で出来ています。植物は生長する時、光合成により大気中の二酸化炭素の炭素原子を取り込んでからだを生成します。そのため、植物を燃やして二酸化炭素を発生させても、空気中に排出される二酸化炭素の炭素原子は、もともと空気中に存在したもであり、大気中の二酸化炭素の総量には影響を与えません。これが「カーボンニュートラル」、直訳すればカーボンは炭素、ニュートラルは中立なので、「環境中の炭素循環量に対して中立である」という考え方です。

 私たちも木造建築を続ける限り、どうしても木材の端材が出てしまいます。すべて決まった寸法から成り立つ既製品ではなく、一つ一つ一品生産の注文建築のジレンマでもあります。当社で薪ストーブを施工させて頂いたお客様にはその端材をいつでも無料で差し上げております。焼却炉の中で大空に向かって熱を放つより、少しでもお客様の家を暖めることが出来る方が、本望であります。



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生活の中心にあるもの

 以前、訪れたモンゴルで貴重な体験をしました。中国の北、シベリアまで数百kmのこの高原は、気候や土壌条件が厳しく、草地を求めて移動を続ける遊牧民が多く暮らす国です。年に2〜3回は移動するそうなのですが、もちろん移動先には電気ガス水道はありません。彼らは必要最低限の家財道具と移動式住居のゲル(中国語ではパオ)とストーブを持って移動します。僕も実際に組み立てたのですが、まず男達で中心に柱2本を立て、周囲に蛇腹式の木組みを伸ばして、中心に向かって垂木をかけます。その間に女性達が広げておいた羊の毛で作ったフェルトを被せ、ものの数十分で完成です。そして真ん中にストーブを据え、煙突をその二本の柱の間から屋根上に出します。

 私が滞在したのは夏だったのですが、それでも朝は寒く、まず起きると、集めておいた家畜の乾燥した糞を燃料にストーブに火を入れます。そしてそのストーブの上でお湯を沸かし、ミルクを温めたり、チャパティー(円形の薄いパン)を焼いたりと、一日が始まります。人間にとって必要最低限な物は何かということを考えさせられ、また遊牧民の知恵と生命力に学んだ旅でありました。



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最も原始的なテレビ

 アメリカ大陸最北端を目指して自転車で走った時は、毎晩焚き火をしました。夏とはいえ、北極圏内はやはり寒かったです。夕方にはめぼしい場所を見つけてテントを張り、木を拾って来て火を点け、食事の支度をします。もはや人口より熊の方が多い地域になると、熊を寄せ付けない為にも焚き火は重要です。どんなに仲良い友達であっても、日中共に走り続け、おまけに長旅ともなると自然と会話も少なくなりますが、焚き火を見ていると飽きません。「この大きい木を燃やしきったら寝ようぜ。」と満天の星空の下、木がはぜる音に耳を傾けながら、火をじっと見つめた夜を思い出します。



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施工例

 実際の施工内容的には、主として煙突を壁や天井から出す工事が必要となります。排気効率やメンテナンスのことを考えると真っすぐ上に向かって天井から出すのが理想的です。標準の煙突部品が非常に精度が高い為、これまでいくつも既存住宅にも施工させて頂きましたが、雨漏り等の心配はありません。台風などの強風時に煙突頂部の雨よけトップ傘下より吹き込んだ水滴が、煙突内部を伝わって、ストーブ内に僅かに溜まったというケースはありましたが、いまだ天井や床は一切浸水していません。

 あとは設置場所の問題です。小さいものでも90kg程度ありますし、灰やオガクズの掃除の事を考えると、床にじかに設置するよりは鉄板やレンガを敷いたり、ある程度の囲いを作ってやる方が、お子様がいる方も安心かと思われます。壁はストーブからの距離にもよりますが、200〜300度にはなりますので、考慮する必要があります。ちなみに写真のN宅では、既存の壁から空気層を設けた上で、ケイ素カルシウム板を立ち上げ(白く見える板)、床にはご主人が持っておられた石を加工して敷きました。



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製品紹介

 私たちが通常設置させて頂いている薪ストーブはオーストラリアPECAN社製のものです。このメーカーは設計から制作、仕上げまですべて自社工場で行われています。以前のオーストラリアでは、日本同様、石油を使った暖房器具が主流でしたが、石油の価格が高騰し、人々はより低価格の燃料を使用する暖房器具を求めるようになりました。それにともない、高品質の薪ストーブを製作することに着手し、現在ではオーストラリアを始め日本、ニュージーランド、イギリスなどあらゆる国の人々に愛されています。またすべての薪ストーブは、部品部材の段階から完成まで、すべての項目において品質チェックされ、オーストラリアの厳しい排出基準に適合しており、お客様にご購入して頂いたあとも10年間の保証をしています。(写真中央ベーカーズオーブンは5年間保証)

 本体は鉄製、レバーや扉は鋳鉄製で軽量化されています。構造は遮熱効果のある2重構造で、ヨーロッパ大手ストーブメーカーの「ワンダーファイアー社」との技術提携により、クリーンバーン燃焼方式。写真左の「ネクター15」(上記N邸もこれです)は最小サイズ(W460mm×D518mm×H665mm、90kg)ながら、最大出力は15.0kW(12,900kcal/h)と中〜大クラス並みの熱量を誇ります。30坪程の家屋で、吹き抜け部分があれば2Fまで十分暖まり、屋根裏部屋なんて暑いぐらいです。ただ燃焼室もコンパクトな為、写真右のタイプなどと比べると、薪の投入回数が多くなってしまいます。写真中央の「ベーカーズオーブン」は上段が薪を燃やす燃焼炉で、下段がオーブン。その名の通りパンも焼けます。天板のクックトップには、4つの大きな鍋を置く事が出来、しかも2ヶ所蓋がはずせる為、炒め物など直接火が必要な料理も出来ます。オーブンの扉には温度計が付いており、摂氏0~300℃まで計れます。また本体上部のバイパスダンパーレバーでオーブンの温度は自由に調節可能です。

 実際に使用した感想ですが、紙やカンナ屑に着火して、小割りの2〜3本にでも火がつけば、ストーブ内は一気に暖まり、大きな角材を放り込んでやっても難なく燃え、15分もすれば火は完全に安定します。私も小さい頃、家に暖炉があり、海外にも住んでいた経験があるので、色々な薪ストーブを使用したことがあるのですが、これは正直驚きでした。非常にシンプルな部品で構成されているので掃除もしやすく、灯油の様に揮発性の匂いもないので、素晴らしいです。天板にヤカンを置いておけば加湿にもなりますので、エアコンのように気付けば極度に乾燥しているという状況にもなりませんし、コーヒーやホットワインもお手のものです。

 安全面では、扉を閉めてしまえば飛び火の心配はありません。あとはストーブ自体は大変熱くなるのでやはり十分注意が必要です。数年前、下は2歳児から3人の子供のいる友人宅にも施工させてもらったのですが、彼らはいまだ柵やスクリーン無しで使われておられます。私も小さい子供がいるのですが、人間の三大発明である火の取り扱い方を小さいうちから家庭の中で教えることは、非常に大切なことだと思います。私は10代で阪神淡路大震災を大阪で経験しました。どんな状況でも生き抜く力を、知恵を、子供に伝えて行きたいと思います。

 これはPECAN社製に限らずですが、薪ストーブはインテリアとしても素敵です。オーストラリアのプリツカー賞受賞の建築家グレン・マーカットも、彼の数々の建築で非常に象徴的な位置づけをしています。建築を「楽器」もしくは「自然を感知する道具」と呼ぶ彼は、農家小屋を改築した家ではまさにキッチンの中央にまるで昔からそこにあったように、また超モダンな邸宅においてはダイニングとリビングを区切る間仕切りのような家具として配置しています。炎の温もりに、人は集まります。その家のインテリアは、そこを訪ねてくる友人の彩りで完成するという言葉を思い出します。

 肝心のお値段ですが、写真左の一番コンパクトタイプで製品価格20万円程度です。それに煙突と工事費を合わせますとざっと大型液晶テレビぐらいでしょうか。詳しいお見積もりは、いつでもお気軽にご相談下さいね。

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